飛騨市 おせち 取り寄せ

岐阜県飛騨市の郷土料理・ご当地グルメ

◆朴葉みそ(主な発祥地:岐阜県飛騨市・飛騨高山地方)

 朴葉みそは、合わせ味噌と朴葉の香りが何とも言えず絶妙でたまらない。飛騨高山の風味豊かな郷土料理です。朴葉みそは、合わせ味噌にみりんや日本酒を混ぜて、ねぎの薬味やしいたけを混ぜ、それを朴の葉に乗せて焼く郷土料理です。

 朴葉みその発祥起源は定かではありませんが、かなり寒さが厳しい飛騨の冬に金槌を使って割るほど硬く凍った漬物樽の漬物を朴の葉にのせて囲炉裏で温めたところ、合せて焼いていた味噌が極めて美味なのを発見したのが始まりで、それから定番の料理として広まったそうです。今では、ご飯のお供として、また焼肉の味付けとして使われ、幅広く食されています。

 朴葉みそのレシピは、飛騨牛、味噌、ねぎとしめじなどで、作り方は、まずは朴葉を茹でます。飛騨牛は2〜3cmの厚さに切り、ねぎは小口切り、しめじは食べやすいサイズに切ります。朴葉の上に味噌その他を乗せ、網にアルミ箔を敷いて、その上に乗せてから、いわゆる飛騨コンロに固形燃料をセットして焼き、味噌がふつふつとしてきたら出来上がりです。

 ちなみに、調理のコツとして朴葉みそはフライパンの上でも作ることができますし、味噌には好みにより、みりんや砂糖を加えます。そして、朴葉の上でお味噌を焦がしながら食べると、酒のおつまみに最適です。

 寒い日の夜、外を木枯らしが吹くのを雨戸越しで耳にしながら、温かい朴葉みそでお酒をちびりちびり・・・堪らないですね。

 ところで、朴葉みその岐阜県からの出身者は実に多士済々です。名前をあげるだけで皆さんは、ああ、あの人も岐阜県なのかと思われるでしょう。

 シェイクスピアの名作を日本に紹介した坪内逍遥は美濃加茂市出身で、映画監督の篠田正浩は岐阜市出身です。俳優の田中邦衛は土岐市出身で、中条きよしは岐阜市出身、物真似で有名な清水ミチコは高山市出身です。

 ほかには、マジシャンで有名かつ実力者のMr.マリックは岐阜市出身、ナポレオンズのパルト小石は関市(旧:武芸川町)出身です。そのほかには、歌手のさとう宗幸は可児市出身、石原詢子は池田町出身で、野口五郎は美濃市出身です。

 そして忘れてはいけないのは、シドニーオリンピックの女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子で、彼女は岐阜市出身です。

 こうして見てみますと、岐阜県出身の有名人や著名人は、実に数が多く、これらの人たちのことが話題になるのは、すべてのジャンルにわたっていますから、それこそお酒の席での会話で朴葉みそが無くても話のタネになるでしょう。

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