群馬県伊勢崎市の郷土料理・ご当地グルメ
おっきりこみは、手打ちのうどん太麺と季節の野菜、里芋、大根などを煮込んだ料理で、うどんを繰り返して切って入れるのが特徴です。
その昔、農作業のあとで、栄養バランスが良く、手早く大量に作れるということで、作り始めたのが発祥ですが、多くの家庭でも作られていて、おふくろの味として知られています。
おっきりこみの由来には諸説があり、中国から伝来して京都の宮中で食されていたという説もあります。
おっきりこみの特徴は、生麺のままを野菜中心の具とともに煮込むことで、つゆは味噌ベースと醤油ベースがあります。
ちなみに、おっきりこみと似ているうどんには、山梨県のほうとうがありますが、おっきりこみとほうとうとの違いは、おっきりこみのうどんを打つときに加える水の量が少ないことです。なお、おっきりこみは地域により「煮ぼうと」、「煮ぼうとう」、あるいは「おきりこみ」とも呼ばれています。
おっきりこみに使われる材料や調味料は、平打ちうどん、鶏肉、大根やにんじん、ごぼうと白菜、舞茸、しめじ、しいたけなど、さらに里芋とねぎなどで、調味料にはサラダ油、だし汁、濃口しょうゆとみりんに調理酒などです。
寒い時などにはこの栄養たっぷりのおっきりこみは身体が暖まります。
おっきりこみ発祥の地とされる群馬県出身の有名人は大勢居ます。
中でも、スキーノルディック複合の選手として活躍し、オリンピック団体で1992年のアルベールビル、1994年のリレハンメルで連続で金メダリストに輝き、キングオブスキーと呼ばれる荻原健司（草津町）は超有名です。
また、歌手の由紀さおりも群馬県出身（桐生市）で、由紀さおりは小学生時代に童謡歌手として活躍し、NHKの歌のお姉さん、アニメの声優として活動し、1969年に「夜明けのスキャット」でデビューして、全国にスキャットブームを起こしました。さらに、姉の安田祥子との、童謡コンサートは広く海外でも好評です。
篠原涼子も同じく群馬県桐生市出身の歌手で、アイドルタレントとしてCDをリリースし、1994年には小室哲哉プロデュースでシングル「恋しさとせつなさと心強さと」は売上200万枚以上を超える大ヒットを記録してNHK紅白歌合戦にも出場しています。
これらの有名人以外に群馬県は、政治家が目立つ県と言え、小渕恵三（中之条町）、中曽根康弘、福田赳夫、福田康夫（いずれも高崎市）の4人の内閣総理大臣を排出しています。また、小渕恵三の娘である小渕優子も、政治家として知られています。
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