北海道札幌市の郷土料理・ご当地グルメ
スープカレーは、いわばご当地カレーで、中身は北海道産の野菜や海産物がぎっしり入っています。その第一の特徴は、小麦粉でとろみをつけないことで、サラサラしたスープ状にあります
。
主な具は旬のジャガイモやニンジン、タマネギなどで、食べ方はご飯にかけないで、スープとして食します。
スープカレーは1980年頃に札幌で始まり、発売と同時に一大ブームになり、全国的有名になりました。今ではスープカレーの専門店が日本各地にあり、多くの人が好んで食しています。
スープカレーのヒントになったのは中国や朝鮮の薬膳スープで、1971年に札幌市にある喫茶店「アジャンタ」がお客さんに供した薬膳カリィが元祖とされています。その後、1993年に札幌市に本店があるマジックスパイスがソトアヤムというインドネシア料理のエッセンスを使って、スープカレーというネーミングで売りだしたことで一躍注目されたという経緯があります。
すなわち、スープカレーはその名が示すようにスパイスが主役で、南インドやスリランカ、インドネシアやタイなどでポピュラーなスパイスが使われています。
スープカレーの特徴は、大きな具材で、造り方は、肉類と野菜のダシに、スパイスペーストを合わせてスープを作ります。中に入れる具はスープと別に調理され、肉はチキンレッグが基本ですが、ほかに魚介類や豚角煮、さらにはラムチョップなどでも構いません。野菜類は、素揚げのジャガイモやニンジン、ピーマンやオクラ、カボチャなどが多いようです。
なお、普通のカレーはご飯にかけて食べますが、スープカレーの主食には、ご飯のほかにパンも合うので、いろいろな食べ方が楽しめるのも人気の理由です。ちなみに、大きな具はスプーンでほぐしながら食します。
スープカレーは新しい郷土料理としてすっかり全国に定着していますが、スープカレー発祥の地、北海道札幌市出身の全国的に知られている有名人を見ますと、大勢の芸能人がいます。男性では、ドラマーであり俳優でタレントのアイドルグループ・TOKIOのメンバー、松岡昌宏、にっしーで知られる俳優でダンサーの西島隆弘(元AAAのメンバーでメインボーカル)、歌手でありダンサーで、w-indsのリーダーの千葉涼平、女性では、シンガーソングライターとして活躍している大黒摩季、元モーニング娘の初代メンバーであった石黒彩、などなどです。
札幌ゆかりのタレントや芸能人も、きっと地元のスープカレーは大好物でしょうね。
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